フルセラとサプライチェーン
フルセラとサプライチェーン
フルセラが手掛けるファインセラミックスは、「金属」「プラスチック」と並ぶ工業製品の三大材料のひとつで、日本が世界シェアの約4割を持つ、とても重要な材料です。では、このセラミックスがどのように作られ、どんな企業につながっているのでしょうか。川上(原料)から川下(最終製品)までのサプライチェーンを考えます。
鉱物から最終ユーザースへ至る5つのステージ

ステージ1:川上(鉱物資源の採掘)
最も上流には、原料採掘の鉱山メーカーがあります。ここでは原料となる鉱物を採掘し、精製しています。ここでの安定した供給と高い純度が、サプライチェーン全体の土台になります。

ステージ2:高純度粉末メーカー
その下流には、高純度粉末の化学メーカーがあります。ここではアルミナ、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、ジルコニアなどの原料粉末を作っています。粉末の純度や粒の大きさ、不純物の量が、最終製品の性能を大きく左右します。

ステージ3:ファインセラミックスメーカー
そしてセラミックスメーカーがあります。ここでは、①粉末を混ぜる、②形をつくる、③高温で焼き固める(焼結)、④超精密に加工するといった工程を通して、用途に合わせたセラミックス部品を作っています。フルセラは、最終的な部品の性能を左右する④の超精密加工の工程で貢献しており、その技術力の重要性が強調されます。

ステージ4:製造装置メーカー
最終ユーザーの要求に応えるため、半導体製造などの装置メーカーがあります。ここでは静電チャック、エッチング装置といったセラミックスを組み込んだ装置や部品を設計製造します。

ステージ5:川下(最終ユーザー)
いちばん下流には、半導体メーカーや自動車メーカー、医療機器、航空宇宙産業があります。これらの会社は、熱に強い・電気を通さない・すり減りにくいといった特性を持つセラミックス部品を数多く購入します。

ファインセラミックスのサプライチェーンは、鉱物の採掘 → 高純度粉末 → セラミックス部品 → 製造装置メーカー → 半導体・自動車・医療・航空宇宙
という多層構造になっています。日本企業は、粉末の高純度化、焼結技術、超精密加工といった分野で世界トップクラスの力を持ち、川上から川下まで幅広く活躍しています。
以上
